正しく使えていますか?社会人になると使う機会が増える敬語と謙譲語

社会人になると、学生の頃に比べて敬語と謙譲語を使う機会が増えます。

 

一人前の社会人を目指すなら目上の人に対して失礼がないよう、敬語と謙譲語は必須の言葉遣いとなります。

 

学生のときに敬語と謙譲語は習っているため知っていても、使う機会が増える社会人になったタイミングで再度確認しましょう。

 

この記事では、正しい敬語と謙譲語の使い方について説明していきます。

 

正しい敬語を使うと上司や先輩からの印象がよくなる

 

敬語は、敬意を向ける人に対して使う表現です。

 

正しい敬語が使えている人は上司や先輩から安心感や真面目そうなど、よい印象を与えます。

 

敬語を間違って使っていると失礼な人だと思われたり、この人に任せて大丈夫かと不安に思われたりする可能性があるため、正しく使わなければなりません。

 

正しい敬語の使い方について、詳しく見ていきましょう。

 

知らずに使うと恥ずかしい二重敬語

 

意外と間違えて使っている表現のひとつに、二重敬語があります。

 

丁寧な敬語を使用したつもりでもよく聞けば違和感があり、恥ずかしい思いをしてしまう可能性があります。

 

たとえば「先生様」や「課長様」のように、職名や職業名のあとに様をつけるのは間違いで、敬称扱いで「先生」、「課長」が正しい呼び方です。

 

他にも「おっしゃられる」は「おっしゃる」と「られる」で尊敬語を重ねて使っており、二重敬語になるため「おっしゃる」だけで正しい使い方になります。

 

言葉の意味をよく考え、尊敬語を重ねて使わないように意識しましょう。

 

社会人なら身につけておきたい謙譲語

 

謙譲語は目上の人と話すときに自らを謙遜した表現で、社会人なら敬語と合わせて身につけておきたい言葉遣いのひとつです。

 

謙譲語は学生だと使う機会が少なくて慣れない言葉のため、いきなりでは正しく使えません。

 

使い方を知って身につけておけば、目上の人と話す際、敬語と同様によい印象をもってもらえます。

 

謙譲語を正しく使えるよう、使い方を説明していきます。

 

一人前の社会人は謙譲語も使いこなす

 

謙譲語は日常会話で使わないため難しく感じるものの、敬語と合わせて正しく使えれば社会人としての言葉遣いは完璧です。

 

敬語と謙譲語のどちらかだけが完璧では間違った言葉遣いになってしまうので、両方を正しく使いこなす必要があります。

 

謙譲語の使い方を、例文を元に紹介します。

 

(改善前)
先生には初めて会うので、貴重なお話を聞きたい。
(改善後)
先生には初めてお会いするので、貴重なお話を伺いたい。

 

上記のように「会う」は「お会いする」に「聞きたい」は「伺いたい」とへりくだった言い方にすれば、敬意を表した文章に変えられます。

 

その他、謙譲名詞、謙譲動詞などの作り方にも決まりがあります。

 

敬語と謙譲語を使うことは相手への敬意を表すだけでなく、自分の印象にも繋がるため正しく使うことが大切です。

 

敬語と謙譲語の決まりをもう1度確認して、自信を持って使えるようになりましょう。