書き方を少し意識すれば簡単に!読者の心を掴む読書感想文の書き方
読書感想文は、要点さえ知れば誰でも読者の心を掴む文章が書けるようになります。
文章の書き方を知らないまま進めていくと、同じ内容の繰り返しになったりテーマを見失ったりしてしまいます。
読書感想文が苦手な人でも簡単に魅力的な文章を書くためには、要点を押さえながら書いていきましょう。
この記事では、簡単に魅力的な読書感想文が書ける要点を紹介していきます。
いきなり書き始めないで!はじめに構想を考えて伝える内容を決めよう
読書感想文はいきなり書き始めるのではなく、テーマを決めてから話の構成を考えれば内容がきれいにまとまります。
何も考えずに書き始めると内容が定まらず、話も様々な方向へ飛んでしまい、一貫性が感じられません。
読書感想文は最後まで一貫性がある内容でなければいけないため、下記の構成をもとに文章を書いていきましょう。
・本を選んだ理由
・大体のあらすじ
・本を読んで自分が感じたこと
・まとめ
上記の構成をもとに、次は自分の言葉で魅力的な文章に変えるための要点を紹介していきます。
読み進めたくなる文章の要点は自分の感情ばかり書かないこと
読み進めたくなる文章を書くには、「嬉しい」や「悲しい」などの直接的な感情表現は抑え、自分の感想をできるだけ深く掘り下げましょう。
感想文ではあるものの「すごいと思いました」などの感想ばかりでは単調な文章になり、内容が伝わりづらくなります。
自分の感情だけではなく、本を読んで自分が感じたことを深掘りすれば、読み進めたくなる文章に変えることが可能です。
読者が飽きずに読み進めたくなる文章を書くために、必要な要点を詳しく紹介していきます。
感情表現は抑えめに書こう!ストレートすぎるとただの押し付けになる
感想文を書くときは「感動しました」などの直接的な表現が多いと、くどく感じるだけではなく、読者にうまく伝わりません。
直接的な感情を書かなくても、具体的な事実や状況を書けば読者が想像し、心に響く文章になります。
下記の例文を元に、直接的な感情を使わない文章の作り方を紹介します。
(改善前)
3年ぶりにようやく会えて感動しました。
(改善後)
3年ぶりに会えて胸が熱くなりました。
改善前の文章でも伝わりますが、「胸が熱くなりました」という言葉を読者が想像し、感動したと理解できます。
感情の表現方法を変えると、読者が文章から書き手の心情を想像して印象に残りやすい文章になります。
魅力的な感想文にするには自分に対して質問をしてみよう
魅力的な感想文にするには、本を読んで自分が感じた感想の理由まで掘り下げて書くようにしましょう。
理由まで書けば文章の内容が充実し、感想の説得力も増します。
感想を掘り下げるために大切なのは、本を読んだ感想の理由を自分に質問して答える工程を繰り返して、根拠をできるだけ多く書き出してみることです。
感想文を書くときは本の感想と理由を書き加えれば、読み応えのある魅力的な文章に変えらえます。
読者の心を掴む読書感想文にするには、紹介した要点を意識して書けば簡単に書けるため、ぜひ参考にしてください。
正しく使えていますか?社会人になると使う機会が増える敬語と謙譲語
社会人になると、学生の頃に比べて敬語と謙譲語を使う機会が増えます。
一人前の社会人を目指すなら目上の人に対して失礼がないよう、敬語と謙譲語は必須の言葉遣いとなります。
学生のときに敬語と謙譲語は習っているため知っていても、使う機会が増える社会人になったタイミングで再度確認しましょう。
この記事では、正しい敬語と謙譲語の使い方について説明していきます。
正しい敬語を使うと上司や先輩からの印象がよくなる
敬語は、敬意を向ける人に対して使う表現です。
正しい敬語が使えている人は上司や先輩から安心感や真面目そうなど、よい印象を与えます。
敬語を間違って使っていると失礼な人だと思われたり、この人に任せて大丈夫かと不安に思われたりする可能性があるため、正しく使わなければなりません。
正しい敬語の使い方について、詳しく見ていきましょう。
知らずに使うと恥ずかしい二重敬語
意外と間違えて使っている表現のひとつに、二重敬語があります。
丁寧な敬語を使用したつもりでもよく聞けば違和感があり、恥ずかしい思いをしてしまう可能性があります。
たとえば「先生様」や「課長様」のように、職名や職業名のあとに様をつけるのは間違いで、敬称扱いで「先生」、「課長」が正しい呼び方です。
他にも「おっしゃられる」は「おっしゃる」と「られる」で尊敬語を重ねて使っており、二重敬語になるため「おっしゃる」だけで正しい使い方になります。
言葉の意味をよく考え、尊敬語を重ねて使わないように意識しましょう。
社会人なら身につけておきたい謙譲語
謙譲語は目上の人と話すときに自らを謙遜した表現で、社会人なら敬語と合わせて身につけておきたい言葉遣いのひとつです。
謙譲語は学生だと使う機会が少なくて慣れない言葉のため、いきなりでは正しく使えません。
使い方を知って身につけておけば、目上の人と話す際、敬語と同様によい印象をもってもらえます。
謙譲語を正しく使えるよう、使い方を説明していきます。
一人前の社会人は謙譲語も使いこなす
謙譲語は日常会話で使わないため難しく感じるものの、敬語と合わせて正しく使えれば社会人としての言葉遣いは完璧です。
敬語と謙譲語のどちらかだけが完璧では間違った言葉遣いになってしまうので、両方を正しく使いこなす必要があります。
謙譲語の使い方を、例文を元に紹介します。
(改善前)
先生には初めて会うので、貴重なお話を聞きたい。
(改善後)
先生には初めてお会いするので、貴重なお話を伺いたい。
上記のように「会う」は「お会いする」に「聞きたい」は「伺いたい」とへりくだった言い方にすれば、敬意を表した文章に変えられます。
その他、謙譲名詞、謙譲動詞などの作り方にも決まりがあります。
敬語と謙譲語を使うことは相手への敬意を表すだけでなく、自分の印象にも繋がるため正しく使うことが大切です。
敬語と謙譲語の決まりをもう1度確認して、自信を持って使えるようになりましょう。
特定の言葉には決まった言い回しを使えば表現をもっと豊かにできる
日本語は特定の言葉に決まった言い回しを使う場合があり、とても奥が深いです。
文章は言葉の順番や言い方を変えるだけで違う意味になってしまうことがあるため、正しい使い方を知らなければいけません。
言葉の言い回しには様々な使い分けがあって難しいものの、正しく使えるようになれば深みのある文章が書けるようになります。
この記事では、正しい言葉の組み合わせや言い回しについて書いていきます。
知らずに使って間違えると恥ずかしい!正しい文章の書き方を知ろう
文章には書き方の決まりがあり、間違えると恥ずかしいだけでなく、文章の内容まで変わってしまう場合があります。
正しく使うには文章の決まりを知り、覚えなければいけません。
言葉の使い方を覚えれば相手に正しく内容を伝えられるだけではなく、表現力が増えて文章も豊かになります。
表現豊かな文章が書けるよう、文章の決まりと使い方について詳しく説明していきます。
言葉の使い方を身につけて誤解を与えない文章と様々な表現で書こう
文章には副詞と文末の組み合わせ、特定の名詞には決まった動詞がつくなどの決まりがあります。
言葉の組み合わせがおかしいと文章がうまくかみ合わず、読み手に誤解されてしまいます。
他にも特定の名詞と動詞の組み合わせには、かかる言葉の情景を思わせる表現があり、使い方を覚えていくことが大切です。
使い分けが難しい場合もありますが、正しく文を書くために注意すべき点を一部紹介していきます。
言葉の並びや使い方ひとつで文章の印象が大きく変わる
文章は言葉の並びや使い方次第で印象が大きく変わったり、内容がかみ合わなくなったりする場合があります。
文末を変えるだけで、印象が大きく変わる例文を挙げてみます。
(改善前)
私の夢は小学校の先生になりたい。
(改善後)
私の夢は小学校の先生になることだ。
改善前の文は前半で「私の夢は」と言っていますが、文末が「なりたい」で違和感があります。
文の主語に特徴や長所といった内容を問う言葉がくる場合、文末には「こと」を使うようにしましょう。
他にも副詞と文末を揃える使い方があり、以下に大きく分けられます。
・否定(ない)には「未だに」「全然」など
・推量(だろう)には「たぶん」「おそらく」など
・否定の推量(まい、だろう)には「まさか」「よもや」
上記の使い方を覚え、副詞と文末を揃えれば正しい文章が作れます。
もっと詳しく表現できる!特定の名詞には決まった動詞を使おう
特定の名詞には、決まった動詞を使えばもっと詳しく表現することも可能です。
たとえばギターを弾くでも意味は通じますが、ギターを爪弾くなら弾いている状況を詳しく想像できます。
特定の名詞に合う動作や様子を想像できるような動詞をつければ、具体的に状況を表してくれます。
他にも様々な言葉の使い分けがありますが、知らない言葉や使い方があれば調べ、徐々に覚えていきましょう。
言葉の組み合わせを知れば、誰が読んでもわかりやすく、表現方法が増えてさらに良い文章を書けるようになります。
説明のしすぎが文章を読みづらくする原因を作っていた
文章の内容をわかりやすくするために詳しく中身を書いたはずが、かえって難しくしている場合があります。
読む人が見たときに文字が多く並んでいる文章より、重要な部分を端的にまとめられている方がほしい情報がすぐにわかり、見栄えもよくなります。
文章をわかりやすく書くのは大切ですが、読みやすくするために余計な言葉や表現は削りましょう。
この記事では、読みやすい文章を書くために気をつけるべき点を紹介していきます。
文章を書き終わったら最初に言葉や表現が被っていないか確認しよう
文章を書き終えたら、同じ言葉や文末を繰り返していないか、文章や段落、記事全体の構造まで細かく見ることが必要です。
もう1度最初から読み返すと、書いている最中は気付かなかった読みづらい箇所や無駄な部分に気付けます。
同じ言葉が1つの文中に何度も出てきたり、同じ構成になっていたりすると読みづらく、飽きを感じさせます。
文章は長々と書かず、いかに読みやすくわかりやすいかを意識しましょう。
文章を確認するときは様々な視点から見れば間違いに気付ける
文章の内容を確認する際、先ほど話したように言葉や表現に被りがないようにしましょう。
同じ内容や表現が続いていると、読みづらい文章になってしまいます。
無駄な内容は削り、言葉の使い方や文法が正しいか確認することも重要です。
文中には必要な情報だけを組み込むように意識し、具体的に気をつけるべき部分を紹介していきます。
同じ言葉の繰り返しはくどくて読みづらくなるため簡潔に書こう
1つの文中で、何度も同じ言葉を使うと読みづらくなります。
1度使った言葉は、言い換えて繰り返し使わないよう注意しましょう。
以下の例文は「の」が多く使われていて、読みづらくなっています。
(改善前)
私の家の犬の名前はあんこです。
(改善後)
私が飼っている犬の名前はあんこです。
改善後の文章は「の」を使うのは1度だけにし、読みやすく意味の伝わる文章に変えました。
無駄な説明を入れなくてもいい文章は話の流れが上手にできている証拠
読む人がわかりやすいように内容を詳しく説明をしているつもりでも、長くなり、かえって読みづらい原因になります。
細かく説明をするよりも、簡潔に書くように意識することが大切です。
使わなくても問題のない言葉を、一部紹介します。
・接続詞
・代名詞
・修飾語
・重複している言葉
・という
上記なら、文章の構成が練れていれば使わなくても通じる場合がほとんどです。
それ以外でも読者を誘導するための疑問文など不要な部分は削り、読みやすい文章を心がけましょう。
わかりやすい文章にしようと力を入れすぎると、くどくて長い文章になってしまいます。
紹介した内容を意識して適度に不要な部分は削り、伝えたい内容だけ厳選すれば自然と簡潔な文章が書けるようになります。
読む人が分かりやすい文章を書くときは、ぜひ参考にしてみてください。
自分の考えを上手に伝える方法!詳しくて簡潔な内容にしよう
日常生活のなかで、仕事のメールや友人と連絡する際に文章を書く機会があります。
言葉は情報や考えを伝えるなど、生活をするうえで欠かせない手段です。
自分の意図と違う形で解釈されたり、上手く伝わらなかったりすることがないように、話している内容を明確にしましょう。
少し意識をするだけでわかりやすく、伝わりやすい文章に変えられます。
この記事では、伝えたいことを正しく書くために注意すべき内容について解説していきます。
誤解を招く文と正しく伝わる文の違いには曖昧さが関係している
相手に正しく伝わる文にするには、曖昧な表現は避けて内容を詰め込みすぎないように意識することが大切です。
曖昧な表現や説明のない文は相手に上手く伝わらず、誤解される場合があります。
こそあど言葉などの曖昧な表現はできるだけ避け、伝えたいことを具体的に書けばわかりやすくなります。
1文のなかに内容を詰め込みすぎず、1つに絞って書くようにしましょう。
説明のしすぎは相手の読む気を無くしてしまう
相手にわかりやすく言葉を伝えるには、話している内容を明確にすれば、理解してもらいやすくなります。
長くて中身の詰まりすぎている文では読む気にならず、頭にも入ってきません。
長々と書かず、要点をまとめた文章を心がけましょう。
具体的にどのように文章を書けばわかりやすくなるのか、紹介していきます。
5W1Hを意識すればより具体的にわかりやすく表現できる
具体的な情報を組み込んで話をするときは、5W1Hを意識しましょう。
5W1Hとは、情報を伝達するために必要な以下の要素のことです。
・誰が
・何を
・いつ
・どこで
・なぜ
・どうやって
これやあの人などの、こそあど言葉は便利なものの、曖昧な表現になりやすいのが難点です。
5W1Hを意識すれば話の中身が具体的になり、相手にも伝わりやすくなります。
相手の立場になって、わかりやすく具体的に書くように意識してみましょう。
1つの文章には1つの情報だけを入れるように意識する
話の内容を詳しく伝えたいからといって、読点や接続詞を使って情報を詰め込まないようにしましょう。
1つの文のなかに情報を詰めすぎると、わかりづらくなるためできるだけ1文に入れる情報は1つと意識しましょう。
長く詰め込みすぎると矛盾が生じてしまう恐れがあり、読む人にも負担がかかってしまいます。
文章はできるだけ短くてわかりやすいほうが良いですが、全て短い方がいいわけではありません。
伝わりやすい文章の区切り方の例は、以下のとおりです。
(悪い文章例)
今日は強風警報が出ています。学校は休みです。
(改善例)
今日は強風警報が出ているため、学校は休みです。
悪い文章例は文を分けて短くし、改善例は読点を使い1文に繋げました。
内容のつながりが強い場合は、分けずにつなげて使うほうが相手にも伝わりやすくなります。
また「が」を使った接続詞は便利ですが、逆説の意味で使用もできるため文の前半と後半が反対の内容である必要があります。
少し気をつけるだけで内容が具体的になり、読みやすい文が書けるようになるので参考にしてみてください。
小論文は書く前の準備がいちばん大事
初めに正しい言葉の使い方を知ろう
私たちの普段の会話を文字に起こしてみると、意外と間違った使い方をしていることがほとんどです。
言葉の並び順が違うだけで意味が変わってくることもあるため、正しい言葉の使い方を知ることが大切になります。
日本語を正しく使う
小論文を書く時の内容はもちろん大切ですが、初めに正しい日本語を使うことを意識しましょう。
意外と使っている重ね言葉
重ね言葉とは、同じ意味の語句を連続で使用している言葉です。
同じ漢字が連続していると気付きやすいですが、意味を知らないと見過ごす言葉もあるので注意が必要です。
(例)
未だ未完成→未完成
はっきり断言する→断言するなど
ひらがなにしたほうがいい言葉
(例)
悲しい時にケーキを食べると元気が出ます。→悲しいときにケーキを食べると元気が出ます。
時の漢字は夕食の時や2歳の時など、時間を示す場合に使います。
他にも〜する事の「こと」や、知って欲しいの「ほしい」など、その漢字がどんな意味を持つのか考えましょう。
他にもいろいろなルールや使い方があります。
文章を書く前にまずやること
作文や小論文をとりあえず書いてみて、出来上がって読み返してみると内容がまとまっていなかったり、結局何が言いたかったか分からなくなったりする時は、全体の構想を練ることが大切です。
書く前の準備
文章をいきなり書き始めるのではなく、初めに書くための準備をしていきます。
準備を綿密にすれば文を書くのが楽になります。
小論文の場合は具体例やデータ、証言など説得力のあるものにし、できるだけ多く集めましょう。
内容を組み立てる
書くための材料が集まったら、内容を組み立てていきましょう。
小論文は序論から本論、結論の流れになります。
序論ではテーマに沿った具体的な重要論点を1つ示し、話の方向性を決めましょう。
具体的に示せば論点と結論も1つになり、伝わりやすくなります。
本論では、序論について集めた資料を使い色んな角度から考察をします。
根拠付けをし、説得力のある結論を出しましょう。
結論では、本論で導かれた主張を問題解決に向けた提案やさらに深めた意味づけをしてまとめましょう。
文を書くときに気をつけるべきこと
文章は、正確で読みやすいことが大切です。
難しすぎたり本当か疑ってしまうような内容だったりすると、読みたくなくなってしまいます。
説得力のある文章をつくる
どれだけいいことが書いてあっても、説得力や信憑性がなくては意味がありません。
綿密に下調べをしたうえで、自信を持って文を書きましょう。
言葉に自信をもつ
語尾が「かもしれない」や「だろう」では、自信がないように聞こえます。
具体的または客観的に書き、言い切ることで説得力が出てきます。
自信が持てない内容はしっかりと調べてから書き、事実確認のできない内容や嘘は書かないようにしましょう。