小論文は書く前の準備がいちばん大事
初めに正しい言葉の使い方を知ろう
私たちの普段の会話を文字に起こしてみると、意外と間違った使い方をしていることがほとんどです。
言葉の並び順が違うだけで意味が変わってくることもあるため、正しい言葉の使い方を知ることが大切になります。
日本語を正しく使う
小論文を書く時の内容はもちろん大切ですが、初めに正しい日本語を使うことを意識しましょう。
意外と使っている重ね言葉
重ね言葉とは、同じ意味の語句を連続で使用している言葉です。
同じ漢字が連続していると気付きやすいですが、意味を知らないと見過ごす言葉もあるので注意が必要です。
(例)
未だ未完成→未完成
はっきり断言する→断言するなど
ひらがなにしたほうがいい言葉
(例)
悲しい時にケーキを食べると元気が出ます。→悲しいときにケーキを食べると元気が出ます。
時の漢字は夕食の時や2歳の時など、時間を示す場合に使います。
他にも〜する事の「こと」や、知って欲しいの「ほしい」など、その漢字がどんな意味を持つのか考えましょう。
他にもいろいろなルールや使い方があります。
文章を書く前にまずやること
作文や小論文をとりあえず書いてみて、出来上がって読み返してみると内容がまとまっていなかったり、結局何が言いたかったか分からなくなったりする時は、全体の構想を練ることが大切です。
書く前の準備
文章をいきなり書き始めるのではなく、初めに書くための準備をしていきます。
準備を綿密にすれば文を書くのが楽になります。
小論文の場合は具体例やデータ、証言など説得力のあるものにし、できるだけ多く集めましょう。
内容を組み立てる
書くための材料が集まったら、内容を組み立てていきましょう。
小論文は序論から本論、結論の流れになります。
序論ではテーマに沿った具体的な重要論点を1つ示し、話の方向性を決めましょう。
具体的に示せば論点と結論も1つになり、伝わりやすくなります。
本論では、序論について集めた資料を使い色んな角度から考察をします。
根拠付けをし、説得力のある結論を出しましょう。
結論では、本論で導かれた主張を問題解決に向けた提案やさらに深めた意味づけをしてまとめましょう。
文を書くときに気をつけるべきこと
文章は、正確で読みやすいことが大切です。
難しすぎたり本当か疑ってしまうような内容だったりすると、読みたくなくなってしまいます。
説得力のある文章をつくる
どれだけいいことが書いてあっても、説得力や信憑性がなくては意味がありません。
綿密に下調べをしたうえで、自信を持って文を書きましょう。
言葉に自信をもつ
語尾が「かもしれない」や「だろう」では、自信がないように聞こえます。
具体的または客観的に書き、言い切ることで説得力が出てきます。
自信が持てない内容はしっかりと調べてから書き、事実確認のできない内容や嘘は書かないようにしましょう。